松山市高浜6丁目にある白石の鼻には風光明媚な場所として隠れた景勝地としてインターネット等でも有名です。また、釣りのポイントとしても有名です。
また、鼻には古来より白石龍神社があり地元の方から「りゅうごんさん」と呼ばれ五穀豊穣・漁業の神様として崇敬が篤い場所です。
(満潮時の白石の鼻:龍神社と三ツ石(「龍が化けて石と為す」という伝承から白龍石:「はくりゅういし」と仮称しています。)
そして、白石の鼻には、これまで自然の風化(球状風化etc)・浸食などによって形成されたとされる花崗岩の巨石群がごろごろと存在していることでも知られています。それが「松山・白石の鼻巨石群」です。
地元の方は子供の頃から自然のモノと言い伝えられ、教えられていたため奇異に感じる方は少ないようですが、他所から来て初めて見る人の中にはまるで「人工的に積み上げられているよう??」とその奇観の景色に驚愕する人が少なくないです。
当ホームページの活動は、ふと、「(自然のものではなく)ホントに積み上げたものでは!」というインスピレーションから調査活動が始まり地元の方々の協力を得ながら自然ではとてもありえもない事実が次々と判明してきたのです。
干潮時の白龍石(クリックするとおおきくなります)。
見る方向を変えるだけでまったく違った姿を見せます。積み上げたように奇妙なバランスを取っています。そして、驚くことに白龍石の中は空洞になっています。
きのう見学会いきました。ミステリアスな感動に包まれました。裾野の拡がりを持つ内容です。奈良の石舟や果ては中国の干支、ピラミッドまで。ただ、考古学的な想像力に任せるしか手立てがないのでしょうか。後世の人、江戸時代以降でも文献にこの白石の鼻巨石群の話はないのでしょか。今までもこの巨石群に想いを寄せた人がいてもおかしくないと思うのですが。それにしても、太陽をただ見るだけでなく、石組の穴をかまして、光が心に届く仕掛けがすばらしい。演出とはこのようにされべきなのでしょう。
コメント有難うございます。
管理人で研究員の篠澤です。
江戸時代の伊予古蹟志という書物に高浜の記事がありまして、それらしい記述があります。
「又有神祠、曰祭諸山神、祠前有石、扁然可覆、名曰神幸石、或曰岩神石、瑞正中、神乗龍而遊矣、其龍化為石、又云、神屢遊斯石上、故名焉、又有国社、曰勝岡、或曰白人御前、祭小千御子」
「その龍化けて石と為す」という記述があり、白石龍神社の名前の由来と考えています。そして、その石が海上の三つ石です。
特に冬至の亀石の神秘の光は心を打つもので、ホントに手を合わせたくなる光景です。
https://youtu.be/CNw0FPo5mdg
是非、またお越しください。