平成20年の1年間の観測により、白石の鼻にある巨石群と太陽の運行(特に日没時の夕日の光)と連動していることが確認できました。
※注:日の入りの方位度は気象庁のホームぺージより水平線に沈むときの方位度で表しています。興居島の山並みがある分それよりやや南よりに沈みます。写真はクリックすると大きくなります。
春分・秋分頃の夕日
中心となる白龍石(仮称:地元では三ツ石と呼ばれています)には大きな空洞が空いており、観測台と思われる観測ポイントからほぼ真西(方位269度)に位置しています。
春分から約1週間、秋分までの約1週間はその空洞を通過した美しい夕日の帯(「龍が昇る道」と呼んでいます)を観ることができます。観測ポイントを少し左よりにずらせばプラス約1週間は観ることができます。春分3月20の日の入りの方位度は270.5度でした。
秋分頃の白石の鼻夕日
(平成22年9月24日撮影:jikatabiarukiさん贈)
夏至頃の夕日
夏至頃の夕日は、神社境内の鳥居の真下を観測ポイントとすると、前方にある3つの石(「夏至の三ツ石」と呼んでいます)がつくる仮想的なライン(溝)に夕日は沈みます。日の入りの方位度299.3度です。
夏至頃の夕日(平成20年6月22日撮影)
冬至頃の夕日
冬至頃の夕日は観測台の斜めに加工された側壁に沿って観測すると20m程前方にある二つの向かい合った巨石(「冬至の双子岩」と呼んでいます)の隙間の間に夕日が差し込みます。日の入りの方位度は242.3度です。
観測台から冬至の双子岩の隙間を望む。
観測台から冬至頃の夕日
観測台の側面と冬至の双子岩の間に夕日は沈む。
(平成20年12月14日撮影)
冬至頃の亀石を通過する神秘的な太陽光
(平成22年12月24日撮影:Kokiji,s Tさん寄贈)
私は以前から有史以前に高い文化があっただけではなく、現代より進んだ文化があったと
思っている一人です。 一つ一つ地道な活動に敬意を表します。
今ロングステイしているタイのウドンタニにプラバートという巨石遺跡があり、行って見てきました。
この白石ほどのち密さは分かりませんが、人口構造物と考えます。緯度、経度を測っていくと
、そこに遺跡があるとの必然性が浮かび上がってくるように思うのですが、そのあたりの話も
ぜひ、載せて欲しいとおもいます。
中野憲治 さま
はじめまして!
管理人で研究員の篠澤です。
コメント有難うございます。
東南アジアも沢山の巨石文化があるのでしょうね。
カンボジアのアンコールワットとか大好きです。
また、「神々の指紋」を書いたグラハム・ハンコックは今、インドネシアで調査旅行中です。
1万年以上前の遺跡との推定です。
また、このHPは広報用ですので、メッセージ等はブログの方にいただけると幸いです。
http://ameblo.jp/haku1414/
9月5日に妻と一緒に見に行きました。私はネットで調べて予備知識があったので非常に興味深く見学しましたが、妻はただの岩の集まりぐらいにしか感じていないようで退屈しておりました。
8月に岐阜の岩屋岩陰遺跡に行った際は、有料でしたがガイドさんが説明してくれ、さらに現地に遺跡と太陽との関係を示す、表示板や説明書きがあり妻も関心を持ってみていました。(市の観光局?、とタイアップして遺跡の周りの清掃、看板等の設置をしているみたいです。)
最低でもこの白石の巨石と太陽運行の関係等を記述した看板等は立てられないのでしょうか、残念に思います。
私自身も、より多くの人がこの遺跡に興味をもって研究が進むことを願っています。
石田さま
はじめまして!
管理人で研究員の篠澤です。
コメント有難うございます。
土日であれば前もってご連絡していただければご案内できたのですが。。
流石に何も知識や案内がなければ普通の方にはただの大きな石としか思わないでしょう。
以前は、説明用の看板と綺麗な夕日と巨石の写真を神社などに掲示していて訪問者が判りやすいようにしていたのですが、まだ、日本で認められていない巨石文明やこういった活動について否定的に捉えてている人もいて残念ですが壊されたり、盗られたりするのです。
それでも何度も、めげずに写真の再掲示等を行っておりますが、丁度、全て盗られたタイミングでご迷惑をおかけしました。
もし四国内の方であれば、春分・秋分・夏至・冬至に無料で夕日の観賞会等を実施しております。
写真よりも直に見ると「神秘的な光景」を体験するこができます。
なので、直に体感することをお勧めします!
また、来られる時があればご連絡下さい。